命の水。
一晩中猛烈な風が吹き荒れた翌朝。
子猫達を必死に守って疲れ果てた母猫の姿がありました。
力なくよろよろと歩いて来て、か細い声でにゃーにゃーと鳴いてました。
よほどお腹が空いてるのだと思い慌てて朝ご飯をあげましたが
すがりつくような視線でこちらを見つめたまま鳴き続けてました・・・
ふと見ると、水を入れるお皿が空っぽなのに気付きました。
水道から冷たい水を汲んでくると
急に元気が出てむさぼるように飲み始めました。
一休みして見つめる先は子猫達のいる洞穴。
一晩中吹き荒れる風から子猫達を守って、のどがカラカラになってたんですね。
のどが渇いて飲むだけでなく
小さな命を守る大切な水だったんですね。
美味しそうにのどを鳴らしてたくさん飲みました。
そして、子猫達が待つ洞穴へ戻って行きました・・・
関連記事